2024年度総会・初夏のソワレ開催レポート

日時:2024年6月20日(木)

場所:日本記者クラブ(東京・千代田区内幸町)

 

〜第1部 2024年度定時総会〜

 

第1部の定時総会は、三浦天紀子監査役の司会のもと、議長の村山重信理事長によるご挨拶で開会しました。当日の出席者数は24名、ならびに議決表明は250名、会員総数482名の過半数(241名)を超えて合計 274名となり、本総会の成立が確認されました。久保庭啓一郎理事が書記に、八尾戴子理事が議事録署名人に選出されました。  

第1号議案として2023年度の事業報告ならびに収支報告、第2号議案として2024年度の事業計画ならびに予算案が青山吉克専務理事と桝田規夫常務理事より報告され、満場一致で原案通り承認されました。  

第3号議案の役員人事では、新たな理事として早川由紀氏(2011年シュヴァリエ叙任)、藤田眞弘氏(2018年名誉シュヴァリエ叙任)、森節子氏(2015年オフィシエ叙任)の就任が承認されました。また、谷本義信理事、川﨑清隆理事の退任が報告されました。

第4号議案の内記改正案では、改正案について青山吉克専務理事から説明があり、満場一致で原案通り承認されました。 

〜第2部 片岡 護シェフによる講演会〜

 

第2部からは、日本記者クラブ内10階にある「レストラン アラスカ」に会場を移し講演会が行われました。濱野昌子理事の司会進行のもと、リストランテ アルポルトのオーナーシェフの片岡 護様が「私とイタリア料理」というテーマでお話しくださいました。15歳で初めてカルボナーラパスタを食べたのがイタリアンとの出会いとのこと。学生時代はデザイナーになる夢を持っていましたが、とあることがきっかけで「キャンバスからお皿の上に料理という絵を描けばいい」とアドバイスされ、絵筆から包丁に持ち替えたとのエピソードを語ってくださいました。その後のイタリアでの修行話、そしてイタリア料理には欠かせない様々なチーズの話もたっぷりしていただきました。講演後は、感謝の気持ちを込めて選りすぐりの「チーズ詰め合わせ」が村山重信理事長より贈呈されました。

〜第3部 懇親パーティ 初夏のソワレ〜

 

第3部は、桝田常務理事が司会を務め、村山理事長によるご挨拶と乾杯のご発声で始まりました。今回も老舗レストラン「アラスカ」のお料理を楽しみました。前菜に「シーフードマリネ サラダ仕立て ズワイ蟹 帆立貝 スモークサーモン」、「冷製グリーンピースのクリームスープ」、メインは「グリルミート盛り合わせ(牛フィレ肉、チキン、仔羊)グレイビーソース」、デセールは「ミルクレープとプチフルーツ」という内容でフランスチーズ鑑評騎士の会のための特別メニューをご用意いただきました。

歓談タイムの途中、新しく理事に就任した3名から自己紹介があり、早川理事、藤田理事、森理事からチーズとの出会いや、今後の抱負をスピーチいただきました。

 

宴の後半には今年のソワレのテーマである「今 食べるべきチーズ5種2024」を桝田常務理事からチーズ説明がありました。今回は京都のチーズ専門店「フロマージュ・ド・ミテス」さんが、フランスチーズ鑑評騎士の会のメンバーのためにセレクトし、フランスから取り寄せてくださったとのこと。

 

「今 食べるべきチーズ5種 2024」

・OISELLIERE オワゼリエール(山羊乳/ロワール地方)

・MUNSTER Fermier AOPマンステール フェルミエ(牛乳/アルザスロレーヌ地方)

・CAMEMBERT SELECTION AOPカマンベールセレクション 

・1924 [ミル ヌフソン ヴァンキャトル] (羊乳50%+牛乳50%/オーベルニュ地方産)

・MONS COMTE AOP AFF. 18 MOISコンテ18ヶ月熟成(牛乳/フランシュコンテ地方)

 

懇親パーティは、青山専務理事による締めのご挨拶があり、最後に参加者で集合写真撮影し、名残を惜しみつつも次回の再会を約束して お開きとなりました。 

この度、チーズをご協賛くださいました「フロマージュ・ド・ミテス」様、また会場となったレストランアラスカのスタッフの皆様には改めて御礼を申し上げます。